矯正歯科

なぜ矯正中は口内炎ができやすい?原因と予防法を解説

矯正中に口内炎ができやすいのはなぜ?

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ワイヤーやブラケットによる刺激

矯正装置、特にワイヤーやブラケットが歯の表面に直接触れることで、口内が刺激され、口内炎を引き起こすことがあります。これらの金属部分が舌や頬の内側を傷つけると、炎症が生じ、痛みを伴う口内炎が発生することが多いです。特に矯正初期は歯と装置が安定するまで摩擦が強く、口内炎ができやすい時期です。

口腔内の乾燥や摩擦

矯正装置を装着していると、口の中が乾燥しやすくなり、唾液の量が減少することがあります。唾液には口腔内を保護する役割があるため、乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、口内炎が発生する原因となります。また、装置が原因で頬や舌との摩擦が増え、物理的に口内炎を引き起こすこともあります。

免疫力や体調の影響

体調や免疫力の低下も口内炎を引き起こす一因です。矯正治療中はストレスがかかることもあり、免疫力が一時的に低下することがあります。また、栄養が偏ると口腔内の健康が損なわれ、口内炎が発生しやすくなることもあります。特にビタミンB群や鉄分の不足が影響します。

矯正中に多い口内炎の種類

矯正を持っている女性

アフタ性口内炎(白くて強い痛みがあるタイプ)

アフタ性口内炎は、口内炎の中でも最も一般的なタイプで、白い潰瘍が口の中に現れ、強い痛みを伴います。矯正治療中は、ワイヤーやブラケットによる刺激で特に頬の内側や舌にアフタ性口内炎ができやすく、食事や会話時に痛みを感じることがあります。

カタル性口内炎(金具・装置の刺激による炎症)

カタル性口内炎は、金具や装置が直接触れることで口腔内に炎症が起きるタイプです。主に矯正装置が引き起こすもので、金具やワイヤー部分が口内の粘膜に刺激を与え、赤く腫れた部分が現れることがあります。このタイプの口内炎は、短期間で治癒することが多いですが、無理に触れると悪化することもあるため、注意が必要です。

その他のケース(口角炎・義歯性など)

口角炎や義歯性口内炎も矯正中には見られます。口角炎は口の端がひび割れて炎症を引き起こすもので、矯正装置の装着による圧迫が原因となることがあります。また、矯正装置による違和感が長期間続くと、義歯性口内炎も引き起こされることがあります。これらは矯正装置の調整後に発生することが多いです。

口内炎ができたときのセルフケア方法

マウスウォッシュ

矯正用ワックスやシリコンカバーの使用

矯正装置が口内炎の原因である場合、矯正用ワックスやシリコンカバーを使用することで、金具やワイヤーからの摩擦を軽減できます。ワックスを装置に貼り付けることで、痛みを軽減し、口内炎の悪化を防ぐことができます。シリコンカバーも装置に巻きつけて、柔らかいクッションを作り、口内の傷を守ります。

殺菌・鎮痛効果のあるうがい薬や市販薬

市販薬の中には、口内炎専用のうがい薬や鎮痛効果のあるジェルがあります。これらを使用することで、痛みを和らげ、口腔内の衛生状態を保つことができます。特に殺菌効果のあるうがい薬は、口内炎の原因となる細菌を減少させ、感染を防ぐ効果があります。

食事の工夫で刺激を避ける

口内炎が痛いときは、食事を工夫することも大切です。辛い食べ物や酸味の強い食べ物は、口内炎を刺激し、痛みを悪化させることがあります。軟らかい食べ物や温かすぎない食事を選び、傷ついた部分に直接当たらないように心掛けましょう。また、冷たいものは痛みを和らげることがあります。

口内炎を予防するための工夫

きれいな歯の女性

矯正装置周りの丁寧な歯磨き

矯正装置周りの歯磨きは、口内炎の予防に不可欠です。ブラケットやワイヤーに食べ物が残ると、細菌が繁殖しやすくなり、口内炎を引き起こす原因になります。矯正専用の歯ブラシを使用して、装置の周りや歯と歯茎の間を丁寧に掃除しましょう。

栄養バランス(ビタミンB群・鉄分など)

口内炎の予防には、ビタミンB群や鉄分をしっかりと摂ることが大切です。これらの栄養素は免疫力を高め、口腔内の健康を守る役割があります。食事から摂取することが理想ですが、必要に応じてサプリメントを利用するのも一つの方法です。

口腔内の清潔・保湿を保つ習慣

口腔内を清潔に保つだけでなく、適切な保湿も口内炎を防ぐ鍵です。乾燥した口内では口腔内の防御力が弱くなり、傷つきやすくなります。日常的に口腔ケアを行い、乾燥しないように心掛けましょう。

治りにくい・悪化する場合の注意点

患者に説明をしている様子

数週間経っても改善しないとき

口内炎が数週間経っても改善しない場合、通常の治療法が効果を示していない可能性があります。このような場合、別の原因が隠れていることも考えられるため、再度診察を受けることが大切です。矯正装置や他の要因が関係している可能性があり、早期に対処することで症状が悪化する前に予防できます。

痛みや発熱を伴う場合

口内炎に伴って激しい痛みや発熱がある場合は、感染症が関与している可能性があります。これらの症状が出た場合、通常の口内炎とは異なる場合もあるため、すぐに歯科医院を受診することをお勧めします。発熱が続く場合や痛みが強い場合は、早期に専門的な治療が必要です。

矯正歯科でお困りの際は新発田市にある歯医者「田上歯科医院」まで

矯正治療をしていると、口内炎ができたり、違和感を覚えることがありますが、そのようなトラブルを放置しておくと治療が長引くこともあります。

当院の矯正治療中の定期検診では、器具の調整に加えて、お口のトラブルなどにも対応できますのでお気軽にご相談ください。口内炎ができた場合の対処法や予防方法については、専門的なアドバイスを行い、患者様が安心して治療を続けられるようサポートしております。

矯正歯科中の口内炎でお悩みの際は新発田市にある歯医者「田上歯科医院」までご相談ください。